232月
223月
東京右半分
著者:都築響一 下町情緒が色濃く残るエリアにスポットを当て、普段の東京案内ではなかなか触れられないディープな魅力に迫る一冊。アート、サブカルチャー、職人技など、さまざまな分野で独自の世界を築いている個性豊かな人々が登場します。彼らが放つ圧倒的なクリエイティブパワーは、街の風景をより鮮やかに、そして刺激的に映し出しています。 中でも注目すべきは、ラブドール業界の先駆者として知られるオリエント工業・土屋日出夫社長。彼の活動を通して見えてくるのは、単なるアダルトビジネスの枠を超えた、日本独自の「ものづくり」精神とサブカルチャーの深層です。右に曲がった視点で描かれるこの東京見聞録は、常識を揺さぶる発見と驚きに満ちた、まさに異色の都市案内となっています。 1010月
ラブドール 抱きしめたい!
プロデューサー:日下部圭子 この親密なラブドキュメンタリーは、東京の片隅にひっそりと佇む9体の精巧に作られたラブドールたちの“生活”を静かにたどっていきます。儚く、美しく、そして不気味なほどリアルな彼女たちは、周囲の人々が抱える感情の空白を、何も語らず見つめ続ける存在となります。 日下部圭子がプロデュースを手がけた『ラブドールを抱きしめたい』は、「モノ」と「主体」の境界を曖昧にしながら、愛情、孤独、そしてつながりを求める人間の本能に問いを投げかけます。静謐な映像と瞑想的なテンポによって描かれるのは、無機物さえもが人間の真実を映し出すという深い示唆。単なるラブドールの記録ではなく、無関心に満ちた都市の中でこぼれ落ちる“渇望”を描いた、詩的で心に響く作品です。 245月



