東京右半分

東京右半分

著者:都築響一

下町情緒が色濃く残るエリアにスポットを当て、普段の東京案内ではなかなか触れられないディープな魅力に迫る一冊。アート、サブカルチャー、職人技など、さまざまな分野で独自の世界を築いている個性豊かな人々が登場します。彼らが放つ圧倒的なクリエイティブパワーは、街の風景をより鮮やかに、そして刺激的に映し出しています。

中でも注目すべきは、ラブドール業界の先駆者として知られるオリエント工業・土屋日出夫社長。彼の活動を通して見えてくるのは、単なるアダルトビジネスの枠を超えた、日本独自の「ものづくり」精神とサブカルチャーの深層です。右に曲がった視点で描かれるこの東京見聞録は、常識を揺さぶる発見と驚きに満ちた、まさに異色の都市案内となっています。

他のおすすめ記事