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●オリエント工業と土屋日出夫氏

 オリエント工業創設者の土屋日出夫氏は1944年生まれの60歳。
 若き日の土屋氏は横浜から上京し、知人の経営するアダルトショップの手伝いをし、やがて独立して自らアダルトショップを経営する。
 そこで、当時のラブドール(ダッチワイフ)ユーザーの多くが、脚などに障害を持っていたり、奥さんに先立たれて充実した性生活を送れない人たちであることを初めて知る。
 そのことに衝撃を覚えた土屋氏は、そんな人たちの心の悩みを解決できたならと意を決し、1979年、東京・上野に特殊ボディー専門メーカーとしてオリエント工業を設立した。


フランスのメディアにも紹介されるオリエント工業の記事。
 当時のラブドールのほとんどは、空気を入れて膨らます稚拙なビニール人形のため、空気が漏れたり破裂することが後を絶たなかった。
 その度にユーザーは新品を買う必要が生じていた。土屋氏はそんな不具合を改良し、ビニールとは違う弾力のあるラブドールを開発・製造するに至った。
 その結果、ユーザーからは驚くほどの反響を得たが、より女性の肉感に近くするなどの改善を加えていき、オリエント工業は、他のメーカーの追随を許さない日本一のドールーメーカーに成長した。
 それは土屋氏の柔軟な発想と、新しい技術を積極的に取り入れては失敗と成功を繰り返す試行錯誤の連続から、必然的に生まれた結果かもしれない。

 その消えることのない情熱は「ユーザーのため」という初心を常に持ち続けた頑固さがあったからだ。それを裏付けるかのように、設立当初から現在に至るまで、オリエント工業製のラブドールには、身体障害者割引が設定されている。

 完結することを知らずに進化するオリエント工業製のラブドール。その新作を待ち侘びるユーザーは増加の一途を止まない。

●微笑(ほほえみ) 当時販売価格:38,000円

1977年に発売されたオリエント工業の第1号作品。当時、既存の他社製ドールは全身空気式で、玩具という印象を拭えなかった。しかし、この「微笑」は、顔と胸にはソフトビニルを使用し、腰の部分にウレタンを入れて弾力性と重厚さを加えることで、より人間の感触に近づけた。しかし、空気式の部位もあったために、空気漏れは否めず、後の課題点となる。
 
当時のカタログ
当時の社会:王貞治、通算本塁打756号を達成、改造福田内閣、アップルコンピュータ創立、コロコロコミック創刊



●面影(おもかげ) T:158 B:88 W:60 H:89  当時販売価格:158,000円

「いつも一緒に寄り添って離れないように」をコンセプトに、1982年発売されたオリエント工業の第2号作品。両腕両脚を取り外すことが可能な一体型ドール。素材はボディ内部を発泡ウレタンにして、空気を一切使わない構造となった。また表皮はラテックスとなり、肌触りは人間の皮膚に近くなっている。空気式のドールと違って、ユーザーが全体重を載せても破裂や空気漏れを心配することがなくなった画期的な作品である。この「面影」を機に、ラテックス製の製品が当面主力商品となる。

当時のカタログ
当時の社会:フォークランド紛争、中曽根内閣発足、東北上越新幹線開通、北酒場レコード大賞



●影身(かげみ) T:153 B:85 W:58 H:86 当時販売価格:190,000円

1987年に発売されたオリエント工業の第3号作品。前作「面影」の改良型で、両腕両脚以外にも頭部の取り外しが可能となり収納性が向上した。また腕部と脚部を曲げることが可能となり、ユーザーが理想とするポーズに近づけることが可能になった。。

当時のカタログ
当時の社会:国鉄分割・民営化、JRスタート、竹下内閣、大韓航空機事件



●影華(えいか) T:155 B:87 W:62 H:88 当時販売価格:240,000円

1992年に発売されたオリエント工業の第4号作品。影シリーズの最終作品で、表皮の耐久性を飛躍的に向上させ、ボディ側面のラインを消すことに成功した。

当時のカタログ
当時の社会:日本人初の宇宙士毛利衛宇宙へ、自衛隊のカンボジア派遣、NTTドコモ創立、MD発売



●「華」三姉妹シリーズ「彩華」「優華」「美華」 T:154 B:86 W:60 H:87 当時販売価格:240,000円

1997年に発表されたラテックス製ドール。最大の特徴は、頭部の取り付け部が共通化されており、三姉妹全ての頭部が互換性を持っている事。頭部単体がオプション販売されていたので、ユーザーの好みで頭部を交換することができた。
また、この「華」シリーズから顔の造形が、よりリアルで理想に近い女性の造形となった。仕上げ精度も飛躍的に向上している。身体可動部位は頭部、両腕、両肘、両脚、両膝となっている。

当時のカタログ
当時の社会:介護保険法成立、クリントン大統領就、たまごっち大流行、秋田新幹線「こまち」開業



●CGラテックス (当時名称「キャンディガール」) 「グラスティックEYE」タイプ4種 「ローラ」「咲」「鈴」「春」
T:154 B:86 W:60 H:87 当時販売価格:240,000円  「ウィンクEYE」タイプ4種 「麗華」「優華」「美華」「彩華」

一般から公募した「キャンディガール」という総称を使用した最初のラブドール目元の造形がリアルな「グラスティックEYE」と、横に寝かせると目をつむる「ウィンクEYE」の二種類のシリーズがあった。好評だった前作「華三姉妹」の三人が引き継がれている。
プロポーションや手足の分割は「華三姉妹」に近いが、従来品に比べて頭部接続への「マグネット方式」の採用を含め、接続金具部分に大幅な改良が加えられた。 8人の中でも「鈴」は群を抜いた人気があり、翌年発売の「アリス」と並び、オリエント工業を代表するキャンディガールのひとつとして広く普及した。
   

当時のカタログ
当時の社会:長野オリンピック開催・日本「金」5個、和歌山カレー事件、小淵内閣、郵便番号7桁制実施



20周年記念モデル 「明日香」 T:158 B:88 W:62 H:88 当時販売価格:168,000円  

1999年に発表された限定バージョン。特殊金具による間接可動方式で、瞳は「ウインクEYE」により可動。 頭部がボディと一体のソフビ成型となっており、既存の頭部との互換性はなかった。
当時のカタログ
CGプチソフト【ピュア】「アリス」誕生「アリス」「まゆ(01年)」「愛(04年)」
   (当時名称:「CGプチシリーズ」) T:140 B:68 W:51 H:76 当時販売価格:132,000円


アリス

まゆ

キャンディガールの新シリーズ。その第1弾として1999年に「アリス」が発表された。今までのキャンディガールを「セクシーなお姉さま」と表現するならば、この「プチ」シリーズは「可愛い妹」という表現が相当する。
 身長や3サイズを、従来のキャンディガールよりも大幅に縮小し、顔は童顔に造形され、女の子の可愛さを頭部から足先まで身体全体で表現している。
 頭部は現在の規格である「球形ジョイント」を使用し、幅広い可動と着脱が可能。ボディは一体型のソフトビニールタイプで、扱いの手軽さと軽量・安価が魅力。この「アリス」はインターネットの急速な普及に伴って、多くのドールファンから注目を浴びることになった。その可愛さから、見て楽しんだり、癒しを求めるドールファンから支持され、その結果、従来のキャンディガールユーザーとは違ったユーザー層を確保することになる。後に同シリーズの「まゆ(2001年)」「愛(2004年)」が発表。爆発的なヒットを生み、オリエント工業が節目を迎えた作品でもある。



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当時のカタログ
当時の社会:東海村臨界事故、改正男女雇用均等法施行、犬型ロボットアイボ発売、iモードサービス開始



●姉妹ブランド「ファンタスティック」発足 
 
「メグ・エルミナ」「ティナ・ティセ(01年)」「岳画殺(02年)」「しぃな(04年)」
 T:140 B:68 W:51 H:76 当時販売価格:139,000円 他

秋葉原層の若い方々を中心に好評を得た「等身大フィギュア」シリーズ ボディは「プチソフト【ピュア】」と同一のもので、アニメ調の衣装・頭部・ウィグのバリエーションによりによりコーディネイトといった娯楽性を強く打ち出し、ラブドールとしてではなく純粋なフィギュアとして展開した。フィギュア系雑誌への掲載やイベント出展でも好評を博し、「ペンギンクラブ(辰巳出版)」誌においてマスコットキャラとして読者コーナーの連載を務めたり、PCゲーム「大悪司(アリスソフト)」の登場キャラの製品化といった多方面へのメディア展開を見せた。


メグ

エルミナ

ティナ

ティセ

しぃな

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当時の社会:プレイステーション2発売、BSデジタル放送開始、雪印乳業製乳製品の食中毒菌汚染



●CGプチジュエル 誕生  T:140 B:65 W:51 H:76  当時販売価格:600,000円  (当時名称:「ジュエル」)

2年以上の開発期間を要し完成した、オリエント工業初の「シリコン製高級ラブドール」 今までのシリーズを遙かに凌駕する圧倒的な完成度と精巧さは当時のTV・雑誌・ネットに大きく取り上げられた。大人気商品「アリス」の豪華版との事で『シリアリ』の愛称で親しまれる。前例のない高価格商品で、納期にも数週間を要するにも関わらず爆発的なヒットを記録し、入手困難な時期が一年以上も続いた。
 限りなく人間に近い肌の柔らかさと質感、美しさを再現し、一見すると見間違うほど精巧に仕上げられている。「末永くご愛用頂く」という弊社ポリシーの元、軟質でありながらも耐久性を重要視した設計で、今尚ご愛用の方も多い。

当時のカタログ(クリックで拡大表示します)

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●ジュエルアリスの写真集「Loves DNA」が発売される。

ラブドールをグラビアアイドルと同様に扱い、一般書籍として出版された写真集は恐らく世界初の試み。発売第一週は某大手web販売のランキング4位の好成績を収め、有名グラビアアイドルの写真集に並び一般の書店で全国で普通に販売された。




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当時の社会:小泉内閣、米中枢部に同時多発テロ、高橋尚子がベルリン・マラソンで世界最高記録で優勝



●CGエクセレント 誕生 「はるな」「萌」「智子」「オリビア」
T:154 B:86 W:60 H:86 当時販売価格:189,000円(ソフビ製頭部セット)

「華」「ラテックス」シリーズに代わり、ソフトビニール材質で大人の女性を表現したキャンディガール。頭部、両腕、両脚が着脱可能で、イスに座るタイプと直立タイプの2種類がある。またシリコン製の頭部もラインナップされている。首ジョイントの機構以外は「ラテックス」シリーズと同様の構造を有する。


智子


はるな

オリビア

当時のカタログ(クリックで拡大表示します)
当時の社会:サッカーW杯 、ユーロ現金流通開始、牛肉偽装事件



●CGソフト 誕生 「ゆい」「さやか」「なな」 T:150 B:82 W:60 H:84 当時販売価格:208,000円(ソフビ頭部版)
(当時名称:「19〜ナインティーン〜」)

2003年発表のソフトビニール製キャンディガール。手首や肩、足の付け根などの可動箇所に、新設計の球体関節を設けて、従来のソフトビニール製ボディでは不可能だった「足組み」や「掌の重ね」などを可能にした。
エクセレント同様、シリコン製の頭部もラインナップされている。


ゆい

さやか

なな

当時のカタログ(クリックで拡大表示します)

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当時の社会:SARS集団発生、自由党と民主党が合併、米軍がイラク侵攻



●CGジュエル 誕生  「美咲」「鈴」「朱莉」  T:150 B:80 W:57 H:84 当時販売価格:600,000円
(当時名称:「ジュエル2」)

「プチジュエル」で培った技術を更に改良し150cmサイズで制作されたシリコン製ボディ。「美咲」は成長したアリスのような面影をもち、プチジュエル「アリス」との「姉妹」というコンセプトで展開された。従来のシリコン頭部にも対応し8種(発売当時)の頭部バリエーションに加え、新キャラクターに往年の人気キャラである「鈴」「朱莉(旧名:咲)」を復刻し話題を呼んだ。


美咲


朱莉

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●「大阪ショールーム」オープン 

大阪繁華街の南船場に2件目のショールームをオープン 関西方面の方々にも気軽に「キャンディーガール」の実物を見て触れられるようになった。


■営業時間 月曜日〜金曜日
           AM11:00〜PM7:00
        土日 
           AM11:00〜PM6:00
■定休日 水曜日、祝日

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●25周年記念イベント「CG写真コンテスト」開催 

創業25th記念企画として、ユーザー様方から作品参加を募り『キャンディガール写真コンテスト』を開催。応募総数199作品という予想以上の盛況で、『元麻布ギャラリー』での展示会会場にも多くのご来場を頂いた。会場ではwebTV「ランク10国」の山本晋也監督もご来店され、受賞作品の選定委員としてもご参加頂き大変な盛況でした。

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●CGジュエルライト 誕生  「夢」 「理恵」 T:150 B:86 W:61 H:83  販売価格:380,000円


理恵

「ソフト」の手軽さと「ジュエル」の高級感を併せ持つ新シリーズ『ライト』が登場弊社の最高級モデル『ジュエル』シリーズは、肌質シリコンによる柔らかな質感や一体成形のシームレスボディが最大の魅力ですがそれ故に大変高価で、パーツ単体も大変大きなものとなっております。『ジュエルが欲しいが置き場所がない』『高価なので購入が難しい』こういったお客様の声を元に、『ジュエル』のもつ「シリコン材質」のリアルな質感をもっと気軽に楽しんで頂く為に『ジュエル ライト』が開発されました。

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当時の社会:年金制度改革関連法、アテネオリンピック、NHKの不祥事


●CGプチジュエルF 誕生 「凛」「静香」(2006) 「T:140 B:75 W:51 H:76 販売価格:620,000円



静香
2001年に発売されて以来、今も多くのユーザーを魅了し続ける「プチジュエル」シリーズに新たなバリエーション「CandygirlプチジュエルF(エフ)」が登場。従来のバストサイズから大幅なボリュームUPを計り、驚異的なバストサイズを実現し、「F」という豊乳のシリーズのブランドを設立した。胸部内は特殊な多重構造によりシリコン特有の軟質な感触や豊満な柔らかさを再現しながらも、十分な耐久性をもち、末永い使用にも充分耐えうる作りとなっている。

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●PCゲーム「CandyGirl」が発売
ウィンドウズ対応PCゲーム「CandyGirl」 Le.Chocolat@LiLiM生 7,140円

オリエント工業のラブドール「キャンディガール」をテーマにしたアダルトアドベンチャーゲームが登場。登場するキャラクターはキャンディーガールの中でも人気の高い、『愛』、『アリス』、『理恵』の3人。マルチシナリオでストーリー分岐により様々なストーリーが展開される。ラブドールをヒロインとしたゲームはPCゲーム業界でも初の試み。豪華声優陣が担当しているのも魅力「CandyGirl」の世界を更に鮮やかに彩っている。



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当時の社会:バンダイ・ナムコ合弁会社設立、JR尼崎脱線事故



●CGジュエルライトF 誕生 「葵」

T:150 B:94 W:59 H:81  販売価格:420,000円

「ジュエルライト」シリーズに豊乳サイズの”F”が登場。大幅にボリュームアップされた「胸部」は、特殊構造により型くずれを防止しつつ、「柔肌質」シリコン採用で、更なる柔らかさを実現。夏以降は「熟女」路線として「智子」「葵」をイメージキャラとして打ち出し、熟年層への強い支持を得た。

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●CGプチソフト【ナノ】 誕生 
  T:140 B:66 W:48 H:71  販売価格:213,000円 (ソフビ製頭部セット)

99年の発売以来、最もスタンダードなシリーズとして主に若い方々に支持され続けてきたロングセラー商品「プチソフト」シリーズに、手足の可動・分割の機能をもった【nano〜ナノ〜】が新登場。(同時にこれまでの「プチソフト」を【pure〜ピュア〜】と名称更新)シリコン製ボディによる人形の高価格化に対し、安価で取り回しの容易な「軟質ソフビ製ボディ」によるコンパクトなボディは、往年のプチソフトユーザー様や姉妹ブランド「ファンタスティック」ユーザー様以外にも、初めてキャンディガールをお迎えされる新規ユーザー様の方へも幅広く好評を得た。

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●ジュエルRose 誕生 「あみ」「小雪」「幸子」 T:155 B:90 W:58 H:80  販売価格:660,000円

155cmの新規格ボディはスレンダーな四肢とFカップサイズのグラマラスなバストが特徴新技術の投入により更なる軟質さと軽量化を計り、高精度で丁寧な仕上がりを実現。内部機構や肌質シリコンの大幅な見直しにより、人の肌に近い質感と美しさを備え、大胆なポーズも容易に再現可能な柔軟性と実用性の高さを持っている。新キャラクター「あみ」「小雪」「幸子」を加え全16種類の中から好みの頭部を選択が可能となった。


あみ

小雪

幸子

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当時の社会:トミー・タカラ合弁会社設立、WBCにて日本代表優勝、





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